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井蛙の戯言






豚インフルエンザ騒ぎ 
2009/5/9
 

 新型ウイルス発生との第一報がNHKで報じられたのは、大型連休直前の
23日か24日でありました。ちょうど各局ともニュースの時間帯だったこ
ともあり民放も観たところ、ナント草薙なんとかというタレントが、深夜ど
こかの公園で裸踊りをしておったとかの、どーでもいいような話題を、どの
チャンネルを回してもダイダイ的に取上げておりました。異常な世の中だと
感じたことは、勿論でございまするよ、こひよ姉御。
 マ、それはともかくとして、それが拡大の一方となり、俄かに世の中、騒
がしくなってきたのは姐様ゴゾンジのとおりでありますよ。

 でもご安心メサレイ。今回は大流行には至らぬように思いまするよ。いや
それどころか、”大山鳴動して鼠一匹”ならぬ、ヒヨコもヨチヨチ這い出て
こないに違いありません。(もっとも、それでシんじゃった何十人にとって
は、鼠一匹どころか、大怪獣何万匹出現にも匹敵するでありましょ
うがね。)

 もうすぐWHOとかが高らかに、また大仰に勝利宣言するに違いありませ
ぬ。「我々人類は遂にこの危機を克服
した!」とね。もっとも、スペイン風
の例もあるように、この先危惧が完全に払拭されたわけではナイ。オノオ
ノガタくれぐれもごゆだんメサルナ。」との但し書き付きでありましょうが
・・・

 それにしても、おかしな世相でありますことよ。交通事故だけでも毎年何
千人もあの世へ旅立っているというのにでありますよ。数年前の大津波の時
は、ナント20万人以上が犠牲になったということであります。まだ現時点
(5/7)ではワズカも僅か、たった百人も亡くなっていないというのに、まる
で人類滅亡の危機にでも瀕しているかのようなこの騒ぎ!

 ところで、この状況を乗り越えたとしても、いずれ遠くない将来必ずや大
パニックが起こるのではないか,というふうに我輩には思えてならないので
あります。世界人口の何10%、つまり何億人もが死滅してしまうほどの!
 そう言う根拠は
ここをじっくり読んでもらえば、ある程度ご理解願えるの
ではないか,と思いまする。
 なんせ、どう考えても、例え逆立ちして考えてみても、人間の数が多過ぎ
ます。(もっとも、不要な人間の”栄えある”一番バッターは、かくいうワ
タクシメであることは、自他ともに認めるところではあまするがね。)
 何度もいうようですが、どこかの国では、この期に及んでもなお人口増や
せの大合唱をしているようでありますがね。

 上記リンクを読んでいただければお解かりになるように、
地球人口は理想
的には500万くらい
であるそうであります。或は一歩、いや百歩、いや万
歩譲って考えても
上限は10億人くらいらしいので、まもなく70億に達し
ようという人口は過剰も過剰、大過剰なわけでありますが、余剰を大掃除す
べく、大量死を伴う
 
 

詳細は↑をクリック。
 
  が何時起こっても不思議ではない状況なのでございます。無学故、今回初めて
耳にした言葉。パニックの変化した言葉かなと思っていましたが、さに非ず。


 勿論、昔とは比較にならない医学、衛生状態の進歩などで、状況は大きく
変わっていますから、特大のパンデミックが起ころうとも、死者の数は昔に
比して激減するに違いありません。それでも全人類をしてパニックに陥れる
ことは充分に予想されます。

 一方、それを克服したとすれば、それはそれで人口過剰の問題は残ってし
まうわけでありますからして、どうしようもなく困ったものであります。

 猛威をふるった中世ヨーロッパのペスト流行にしても、住民の何十パーセ
ントかは生き残ったということで。全滅には至らなかったそうであります。
無抵抗の人間を全滅させることくらいは、ペストにしてみりゃタヤスイこと
だったはずであるにもかかわらず。(ある学者は、これを”不思議な現象”
と表現しておりました。)

 この一見不可解な理由は、
ガイアの考えを持ち出して思案してみるのがよ
かろうか,と思いまする。(ガイアというのは、あくまで仮説ですから、何
か実体のあるもの,と考えてはなりませぬよ、ネーサン。)
 ガイア仮説の根幹にあるのは、地球上の一切(無生物も含め)が調和ある
進化を目指している,ということだと思うわけであります。それにブレーキ
をかけるような事態が発生――例えば、流星の衝突とか、ある種の生物の大
発生とか――しても、ガイアは死滅することなく、その都度起き上がりコボ
シさながら身を立て直し、全生物の調和ある発展をひたすら願い、自らの生
理機構さえも進化させてきた,というふうにも思われるのであります。
 
あ 






そこに突如発生したのが
だと思うわけであります。

 ガイアも、コレハエライコッチャッと、戦争させたりペストなどを流行さ
せたりして、必死に増殖を押さえ込んできましたが、最近に至り特に爆発的
感染力、あるいは”抗体”(人間側からみれば、”知恵”)を獲得した”人
間ウイルス”の猛威の前には勝てず

知恵という抗体を獲得
した人間ウィルスの猛威の前には勝てず、哀れガイアは死を待つのみになっ
てしまったのであります。――おっと、これはイイスギ、ガイアはそんなに
ヤワくはなかったか。(とはいっても、人類はガイアの獅子身中の虫とも云
える存在でありますからして、ガイアが滅べば人類も滅びるのは、理の当然
中の当然。)

 それはさておき、思えば思うほどガイア的視点に立てば、人類というのは
超特大の新型ウイルスと呼ぶに相応しい存在であります。(なんでも、人間
を地球大に拡大してやっとラクビーボールくらいにしかならないというほど
極微なのがウイルスらしいでっせ。言い方を変えれば、人間一匹で、ウイル
ス何千億兆匹では済まない無数の”価値”があるということ。)マスクをす
ることが盛んに推奨されておりますが、あんなスケスケなものにどれだけの
遮蔽効果があるものかと、首を傾げざるを得ません。ウイルスにしてみりゃ
大平原に数キロおきに立ったポール(障害物)みたいなもんが、マスクの繊
維一本一本にあたるでありましょうからね。





未稿








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