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意識とはなにか



 本日は私たちを
タラシメテイル"意識"というものにつきまして所見を申し延べ
たく存じますので、

ミミノアカカツポジイテヨオクキクンダゾ、カノクリス、
オツトイイソコナイ、ごケイチョウのほどヨロシクオネガイいたします。
カシコイクリスオジヨウサマ。




 "意識"とはいったい何ものなのでありましょうヤ。ヨウ分かってるようで説明す
るとなると、
チョット大変。"ココロ" "精神" "観念" "タマシイ"──どの言葉もシンセ
キのような気もシマンニャケドチガイマッシャロカ。でも、ここは単純に
「ハラヘ
ッタナア」
とか「ネムタイナア」とか「シゴトイヤヤナア」とか「ネエチャンにア
エテウレシイナア」
とか「クリスノバカメ、メ−ルヨコサンカッタ」とか「ナンデ
モノは落ちるンヤロカ」
とか、要するに他人ならぬ自分自身が感じたり考えたりす
気持ちの働きの総称ということにシトキタイと思いマンネン。

 では意識なるもののあり場所はどこなんでゴザイマショウ?
「そんなこと聞くま
でもナイジャナイ。」
などとヌカサント、マア話をキキヤガッテクダサイマセ。

 お姉様、ここでしばし目を閉じ
沈思黙考願います。サテお姉様。お姉様は今現在
どこにアラセラレマスカ?。エッ
「わが豪邸のPCの前よ。」ですと。そんなこと
聞いちゃいませんッタラ。お姉様のキモチ、
「生きているアタシ」というキモチ、
つまり
意識のあり場所を訊ねているのでゴザイマス。

 アッ質問のヤリカタ変えましょう。
 お姉様の可愛いお口はどこにありますか?。
「バカナコトキカナイデ」なんてい
わずにお答え願います。ソウ鼻の下、アゴの上、そうそうソコにありますね。では
豊かなオッパイは?。マサカこぶとり爺さんみたいにホッペについとるわけないで
すからアルトコ決まってますワナア。ではオヘソは?。フンフンソコですね。では
アレは?。イタッ!ビンタかますことナイジャン。隠してもどこにあるかくらいチ
ャ〜ンと知ってるモンネ。

 それではイヨイヨ最後の質問。
お姉様はドコニアル?。お姉様の"アタシ"という
う気持ちはどこにあるんでオマッシャロ? クチやヘソやアレみたいに存在するポ
イント決定デキマッケ。デキマヘンヤロ〜〜。

 
「アタシの自慢のこの真っ白な体の中でも首から上、それもペンペラペン、アッ
違うチガウ、
濃密な脳ミソの中にアタシがアリソナ気もスルケド、ドウモもひとつ
ハッキリしないワ。」


 ソウソウそれが正解でオマス。ナンヤシラン自分の頭の中あたりに
ボヤッと広が
ってルみたいな気がセエシマヘンカ。何とも不思議なことデンナア。

 
「この世で"
一番絶対確実正真正銘紛れもない"アタシのはずなのに、どこにいるか
ポイント決定デキナイナンテ。ソンナアホナ!」


 ナンカ
ユウレイミタイデッシャロ。チャイマッカ?

 そうなのでゴザイマスヨ、お姉ちゃん。その”
幽霊みたい”なのが確かなはずの
意識(ココロ、精神、観念、タマシイ・・・・何でもカマワン)と呼ばれるものの
正体なのでゴザイマス。

 
ツカミドコロがないという意味では時間や空間に似ていると言えなくもありませ
んが、それらよりまだズウ〜〜ット”アタシ”はトラマエドコロのないものであり
ます。なぜなら、
時間は何年何月何日何時何分何秒何とポイント指定可能ですし、
空間も日本国○○県×××市△△△△△△△△18−1などとやはりポイント指定
可能
なんでっさかいね。

 「でもそんなこと言われてもアタシ納得デキナイワ。アタシちゃんとイルモノ。」

 とお姉様の嘆息が聞こえてまいりました。
幽霊みたいな実体のないものというこ
との意味を理解していただくためにここで少しアプローチを変えてみましょう。


 
なるものの正体は、その昔は”熱素”なる実体、つまりチッチャナちっちゃな
粒々みたいなものと考えられていたそうでオマス。ものの熱い冷たいは
熱素の含有
の多少によって決まる。またたとえば風呂の湯が放っておけば冷めてしまうのは、
熱素の基本性質,多から少への流動(熱いものから冷たいものへ)により空気中へ
逃げてしまうから、というわけでオマス。風呂の熱がどこから供給されたかといえ
ば、マキとかガスの燃焼によってに決まっとりますワナア。エッ?

「マキなんか燃える前は熱くナイジャナイ。ツマリ熱素なんてないわけじゃナイ。
燃えたらトタンに
熱素がデテクルナンテなんかとってもウサンクサイ理屈に思える
んだけどアタシ間違ってるカシラ?」


 でスト。
ギクッ!お姉様にしては鋭いご指摘。拙者専門家と違うサカイそんなこ
とまで知るわけないヤンケ!
バ〜カメ。知りたかったらクロウトに聞きナ。アッ、
姉さま変なこと言いだすサカイ話が脱線してシモタヤンカ。カナワンナアモウ。

 ところが何と現代科学では、その
熱素説は完全に否定されておるのでゴザイマス
ヨお姉様。今では熱なるものは、
分子の運動速度のバロメーターということになっ
ちゃっておるんでゴワスヨ。

 物はみんな分子というチッチャナ粒の集合体ということになっとりますのゴゾン
ジデスヨネ。その莫大な数の分子チャン落ち着きなくて四六時中ものすごいスピー
ドで動き回ってイハリマス。満員電車みたいにギュウギュウ詰めの中をデッセ。当
然他の仲間にぶつかりまくっておるわけですヤンカ。ブツカリハネカエリまたブツ
カリハネカエリ・・・・。その
運動(つまりエネルギー)の総量がというわけ
でオマス。言い換えれば
分子そのものには熱はないのでゴザリマスヨ。分子が高熱に
にウナサレルということは天地がひっくり返っても絶対あり得ないのでゴワス。

 
熱素なる粒々なんかどこにもオラヘン。アラヘン。要するに熱素なる実体は
存在しない。存在しないものは宇宙どこを捜せど存在しない
わけでアリマス。ナイ
モノハナイノデアリマス。私メがズ〜〜ト前掲示板にクイズ投稿シトリマシタヤロ。
何億年にもわたって”
”を探し回ってるもの探しのメッチャ上手なオメデタイ神
さんの話。(
思えばお姉様とこうして切ってもキレナイ濃密な関係に陥ッチャッタ
のはこの投稿クイズのおかげドシタナア。)
なんせ
熱は実体ではなく状態
なんでオマスサカイつかまえようがオマヘンガナ。ワカリマッケ?ネエサンヨ。

 
この関係をそのままソックリそのまま持ってクリャいいわけですヤンカ。意識なる
ものへ。つまり
意識なるものがもし熱素みたいな実体、宗教屋さんなんかがよくい
うように、死んでも体抜け出して極楽なり地獄へ出発する
魂(意識の素)みたいな
たいな実体なら、つかみだして掌に乗せることもモシカシテ可能でアリマショウ。
が、お姉様におかれましては先程私メの質問により、
「アタシ」幽霊みたいにと
らまえどころのないものであるのをすでにご確認いただいて
おりますれば、タマシイ
(意識の素・実体)は受け入れるわけにはまいらないでございマショウ。

 
実体でなくんば・・・・。ソウ、そうなのでアリマス。ここは状態
を採用いたしたほうが無理ないのとチャイマッシャロカ。

 やはり何と言っても”
意識”なるものは脳によって生成されているのはマチガイ
オマヘンヤロ。いくら
ハートといってもマサカ心臓で計算デキンヤロサカイネ。
 すると
「意識は脳(脳細胞の集合体、早い話が脳のシワの刻み具合)のハタラキ
の生み出したモノ。」
という極めてアリキタリのツマラン結論に到達いたしマスル
が、いきなりそれを切り出してしまったら話になってくれませんヤンカ。またその
不可思議な実相にも迫れませんヤロ。でありますからシテこんな回りくどい説明オ
バいたした次第でアルンデゴワス。

 今イチド念を押させていただきます。
意識(心、魂、精神、観念、ナンデモカマ
ヘン)
なるものは、
実体ならぬ状態
なのでゴザイマス。実体であれば見ることも触ることも叶いましょうが、状態であ
るということは、「
アルモノ」ではないのですから、「ナイモノ」なのでゴザイマ
ス。つまり、

この大宇宙どこを捜せどナイ

のであります。存在しないのであります。したいがいまして


のでございます。はじめのほうでお姉様に実感していただいたように、

無理矢理にでも言うなら




みたいに存在する(といえば存在する)、としかイイヨウガオヘンノドスヨ。


 「なんかヘンなリクツダワコト。アタシチャントいるワヨ、ホレココに。ボウヤ
の言うことヨク理解デキナイワ。」


 ご無理ごもっとも。私も実は白状しますと、かくいう私メもこのあたり非常に混乱し
ておりまして、
メチャクチャ言っちゃってるような気もしておるんでゴワス。ヤッ
パリ頭の論理回路どこかで切断してオルンでございまショウネェ。




本日の講義これでオシマイ。


ナニッ!タイクツダッタ、オモシロクナカッタ、ウンザリシタダト!
ナニヌカシヤガルクリスノクソタレノウタリンドアホメガ!
オウフクビンタクラワスゾ。ヤットコデオシリノニクヒキチギッテヤルゾ。
オシタオシテ・・・ヤメトコ。





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