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(14) 京都メル友ショック死事件


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それは笑ってしまうには余りにも人の尊厳を傷つける事件で
サスガのマスコミも控えて報道したみたいですから
ミナサマご存知ないとは思いますが、
数年前京都で”メル友ショック死事件”というのが発生いたしました。

目撃者(以下A氏)の話によりますと、事件の経緯は以下のとおりでございます。

待ち合わせ場所によく使われる京都駅のあるポイントでA氏が人を待っていると、
向こうの方からひょっとこのお面をかむった変な男がやってきて
近くにたたずみました。どうやら誰かと待ち合わせのようです。

間もなく今度はおかめのお面をかむった女がやってきて挨拶しています。
「初対面で目印にお面をつけてきたんだな。」とA氏は理解しました。
 
身をよじったりしばらくモジモジしていたご両人でしたが、
やがて思い切ったように同時にお面を外しました。


男も女も着こなし、スタイルともに群を抜いていたので
サゾカシ・・・とオモイキヤ・・・

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2人とも揃いもソロって思わずとえずいてしまうほど
ソレハそれは
エゲツナイ容貌をしておったといいます。

アツ○キヨシとキキキ○ンをダンプで踏み潰してもこんなにゃならんゾッ!
フタメと見られぬカオとはマサニこのこと

とA氏は思わず総毛立ち身震いしたそうです。
醜怪さと滑稽さが絶妙に融合したものだったとは別の目撃者談。)

男女はというと双方とも
ギェーッ!とばかりに
のけぞり、たじろぎ、よろけ、ひるんでおりましたがすぐに立ち直り、

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と人目も憚らず大声で叫んだかと思うと
つかみあいの大喧嘩をおっぱじめたのでありました。

いや、つかみあいにしては少し変なのでよく観察すると、
互いに相手の顔を掻き毟るように両手をバタつかせておるのでありました。

どうやらお面の下にまだ怪人マスクつけているとでも思ったか、
(実際、A氏もそう思ったそうです。)
ヒッシになりそれを剥がしてやろうと顔に手をかけているみたいです。

やがて剥がしようのない本物であることに気づいたらしく、二人は相次いで
バタンキュー!

その場に倒れこみ動かなくなりました。

A氏の知らせで救急車がかけつけたとき二人は既にコトキレテおりました。
(救急隊員の顔をそむけながらの人工呼吸も及ばなかった!)

死因は
心因性心臓麻痺──すなわち

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後日地方紙に載った続報によれば、
二人は3年来のメル友で毎日欠かさずメールを交わしていたそうです。
また、互いに相手を王子様王女様と思い込むほど
熱烈な恋に陥っていたようだ,とありました。
(ちなみに男は京都人ですが、女の出は何とニッポンの最南端波照間島!)





私が得た情報はこれだけでありますが、
ショック死までに至った、3年という長期に亘る二人の心理状況、葛藤など、
どなたにも容易に推しはかること叶いましょう。

いかにもマスコミが飛びつきそうなワダイであるのに、
大々的に報じられなかった理由は察するに、
死者をワライモノにすることになるのは必至のデキゴトでありますからして、
(実際そうなっていたら、ニッポン全国津々ウラウラ爆笑の渦に湧きかえったに違いありません。)
さすがにそれには二の足を踏まざるを得なかったのではありますまいか。

腐肉をあさるハイエナか禿鷲のごとき、また
自制心のカケラもないと思っていたマスコミでありますが、
このときばかりはちょっと救われた気になったものでありました。


(こんなカオしてたのかな? 男は今のワタクシとウリフタツ!!
(この画像はこちらさまより拝借。)
この話ばっかりはウソッパチもええとこでっせ。






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