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あ | (18) ゴキブリ赤ちゃん | あ |
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今回は天然記念物的、いや”国宝級”姪についてお話いたしましょう。 誰かが記録に残しておかないとその 行状が人類史上から消え失せるのをオソレルからであります。 (ちょっとばかりオオゲサな物言いカナ。ワハハのハ。) その姪がまだよちよち歩きもできないころ、 妹に連れられ、何度か我が家を訪ねてきたものでござった。 おんぶなり抱かれるなりしていたのが、降ろされてタタミに”着地”しおったその 家中がザワザワざわざわザワザワざわざわザわざワとザワツキだし テンデ落ち着かなくなるのであります。 動作がとにかく活発というか、エネルギッシュというか、 鼻息荒いというか、バリキ漲るというか、 とにかくノベツマクナシパワー全開の赤ん坊でございました。 手の届くもの手当たり次第につかみひっくり返しよるので 食卓には何も載せておけませんし、 コード類はめっちゃやたらと引っ張りまわすときていますから 危なくてコンセントから抜いて隠しておかねばなりません。 わりとおっとりしたわが娘より一歳ばかり年少でしたが、 たった一人で、優に娘の百人分くらいはソンザイカンがあるのでは, と思わせるほど、なんとも騒々しい限りの赤ちゃんでありました。 こういう姪の、 ウンセああ あワッセ うんせあああああ あわっせ ウンセああああああああ ワッセ |
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とばかり、ゲンキイッパイせわしく這い回る姿を見ておってつくづく思ったものです。 と の間にできた みたいな赤ちゃん だとね。 数年後、幼稚園に通うようになってから妹に直接聞いたのでありますが、 そのハチャメチャな行動にますます磨きがかかり、 幼稚園では保母さんのいうことを全然聞こうとはしなかったそうです。 授業(保育?)中、制止を振り切って室外に飛び出し ジャングルジムによじ登り、部屋の園児達に向かって手を振っておる, とかのオコナイはしょっちゅうだったらしいです。 また、ある夜なんかは寝ておるオヤジの毛を鷲掴みにして引っ張り 抜けた毛を眺めて、ニヤリとホクソ笑んでおったとかの話も聞かされたものです。 (痛さに飛び起きたに違いないオヤジが、どう反応したかまでは聞き及んでおりません。) その妹の連れ合いというのが、「転勤族」でありまして、 鳥取、京都、横浜、神戸、福岡とあちこち振り回されておりましたが、 横浜に勤務しておったとき、東京に用事で出かけたついでに その社宅に一泊させてもらったときのことも、忘れがたい思い出であります。 やっとの思いでアパート風社宅を探しだしたところ、 たまたまその前庭に、例の姪が一人で遊んでおりました。 (その時もまだ幼稚園だったでしょう。) なんだか嬉しくなり優しく声をかけたところ、私のことは忘れたとみえ警戒し、 ちっぽけながらヤクザの姐サンよろしくキッと身をハスに構え ひんがら目で私をキビシク睨みつけつつ 発しよった言葉が!! (それを正確にお伝えできないのが残念!) |
あ | あ | ||
アホバカボケカスマヌケ・・・ |
○ | と何十ものケナシ言葉を、まさに立て板に水、機関銃の連射ヨロシク、 ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン とマクシタテよったのでございます。 そのよどみない余りの流暢さに、私はただ唖然とするばかりでありました。 もしその時の私の様子を見ている人がいたら、それこそ を絵に描いたようなアリサマだったに違いありません。 ※余談になりますが、機関銃を発射し終えると、こう結びよったのをハッキリ覚えております。 「ツルくんにゆーよっ!」 ※怖いもの知らずの子とばかり思っておりましたが、ツルくんというのはたぶんガキ大将で さすがのゴキブリ娘も一目置いておったのでありましょう。 10数年後に会ったとき(高校生ダッタカナ?)、それを思い出し確認いたすと、 ゴキブリ娘も、そのツルくんのことはよく覚えておって、 やはり私の推測どおり、「ツルくん、怖かったナ〜。」と回想しておりました。 ※小学生以降の動向が気になるところではありますが、あいにく詳しいことは存じません。 しかしその時受けた印象では、残念ながらフツーのニンゲンに”堕落”しておりました。 小粒でポッチャリ色白ながら、そんなモノスゴイ女の子でありましたが、 その後、親戚の葬式でその子の成人した姿を見かけたとき、 天地がひっくり返ったほど大驚愕いたしたものでありました。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ |
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あ | ||
あ | ナ、ナ、ナ、ナントなんとナントなんと ナントオーッッッッ! |
あ |
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あ | ||
あ | あ | |
あ |
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しておるではありゃしませぬカァッ! それも、女優にしても恥ずかしくないほどの! (その数年前に会った高校生だったかのときは、それほどでもなかったのに。) いやはや、あのごきぶり赤ちゃんがこうまで変身するとはネ! 明日が昨日来てしまったというくらい、信じがたいことではありました。 ゴキブリむすめ(イノウエ アイちゃん) ゴキブリあいちゃん(時には豆イノシシ或は山姥娘とも呼ばれる。) &娘&貧乏人(琵琶湖にて。) |
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