あ | (3) 逃げたオヤジ | あ |
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○ | ことのついでに、メガネジケンと前後することイクバクもないころの ケッサクなおハナシもいたしましょう。 猫の額ほどの裏庭でオヤジが上半身裸で何か作業をしていた時、 突然奇声を発しながらイチモクサンに駆け出しました。 その時私は見たのです。オヤジの背後の空間に引かれた直線を。 一匹の蜂がキレイな直線を引いて※1 オヤジの背中めがけてス−−−−と飛んでいくではありませんか! 次の瞬間プスリとヤられたことはいうまでもございません。 蜂の巣を取り除こうとして追いかけられたのでしょうが、 「蜂の巣をつついた騒ぎ」で大群のはずが、 たった一匹だったのが今もって謎であります。※2 駆け出すと言いましたが、数メートルも走れば隣家の壁に激突します。 ムダなテーコーと分かっていても逃げずにはおれなかった その行動はトッテモよく理解できます。※3 ジツノこと、蜂の描いたあの直線は、 上の焼けた針金メガネの煙よりもずうっとアザヤカに 瞼に焼き付いておるのでございます。 まるできのうモクゲキしたかのごとく。 ※1 虫や鳥に限らず生き物のの動きは曲線です。 しかしあの蜂の飛跡はまぎれもなく直線でございました。 ※2 みな出払っていて、その一匹は留守をあずかるヤツで オヤジも空だと安心して除去しようとしたのかも知れません。 ※3 たとえ逃走距離が100メートルあったとしても あの蜂の猛スピードにかかっては逃げおおせるのはとてもムリ。 オナジク、1,2メートルもいかないうちに オヤジ (多分70歳くらいの頃・数年後に他界。) |
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