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あ | (5) 泣かせて笑わす | あ |
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○ | これも前の話と同じく児童施設でのオハナシ。 忘れもしませんが、コーチンとあだ名されている5,6歳の幼児がおりました。 子豚をイメージさせるカワユイ色白の男の子でしたが、 その子をつかまえては、 にして度々遊んでおったものです。 身近に来ると素早くひっつかまえます。 そしてキュッとカボソイ腕をネジあげ「ワァ〜〜ン」と泣かせるのであります。 (何かワルサしたからというわけではなく、アソビでやるのですから、これはタチが悪い!) 次に「笑えッ!」と命ずるのですが、 いくらなんでも泣いているのに強制されてムリに笑えるわけはございません。 そこでねじあげた腕に少し力を加え 「笑えとゆうとるんじゃッ!」 と怒鳴りつけますと、痛さから逃れようと
と笑いにならない声をあげよるのであります。 しばらくそんな様子を眺めてタノシンデいると、 いつもそうでしたがオモシロイことにその子はシマイには キャハハハハーツ! と本気で笑い出し、つかまれている腕を振り切り アホボケカスマヌケ! などとさんざ悪態をつきながら逃げていきよるのでありました。 こういうワタクシを皆が と噂したのも無理からぬことでございます。 |
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