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(6) ハナペチャ


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同じくコーチンにまつわる思い出。

子豚を思わせるのは、その鼻がひどくペシャンコだったせいもあるでしょう。

やはりムリヤリとっつかまえ身動きできないようガチガチに抱き締めてから、

「もっとペッチャンコにしてやる!」

と、鼻頭が顔にめり込むくらい親指で



押しつぶしてやるのであります。
足をバタつかせ抵抗しますが逃れるスベはありません。

そうやってひとしきりタノシンダあと解放してやると、

「エライコッチャ!エライコッチャ!」

と、アワテフタメキ(実際それはコマ落し映画のような動作でした。)
鼻頭をつまみあげヒッシになって引き伸ばしにかかるのでありました。
それもナント片手ではなく両手の指を使って!
(幼いながらに自分でもその低さを気にしておったに違いありません。)

その様子がなんとも滑稽で食べちゃいたいほどカワユかったもので、
毎日のように飽かずってやったものでありました。

イヤ〜 サイコーのでござった!

ゴチュウイ
上の二話はケッシテ単なる
児童虐待ではなく、いささか変形ながら
”アイジョー表現の一形態”であったとさえいえるのであります。
その証拠にそんなにされてもコーチンは
懲りずに我が許へ近寄ってきよったものでざいました。



コーチン、今頃ドーシテルカナ〜。
もう妻子あるリッパなオトナに成長してるに違いないがな〜。
まさかこの
日本一の貧乏人みたいにオチブレテルことはないやろな〜。


こーちん(小林幸一郎)







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