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(7) 犬も食わぬ


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カレンの思い出・その1

”犬も食わぬ”といっても夫婦喧嘩のことではなく、こればビスケットのお話。

若かりし頃コッカスパニエル種の犬を飼っておりました。
(可憐だからカレンと私が命名。 ここ に写真があります。)

ちょっと
いわくありの犬でありまして、
ナント! 新聞に3度も載ったのであります。(うち1度は読売の全国版。)

わが子ができた時も、それ以上に溺愛しておったものでございました。
ある日近くのペットショップで犬のビスケットを買ってきて与えてみますと、
ちょっと匂いを嗅いだだけで喰おうとしません。
(それも無理からぬことで、チョコレートやキャラメルが大好物でした。)

捨てるわけにもいかずそのままにしておいた何日か後、ナント!
オヤジがおやつ代わりに
バリバリ食っとる
ではありゃしませぬか!

私も1個だけ味見してみましたが、
薄い塩味がするだけで美味しくもなんともないものでありました。
結局オヤジがゼンブ腹の中へ納めてしまいよりましが、
犬も食わないものを人間が食うとは、
思えばケッサクな話ではあります。

上のことだけからではありませんが、つくづく思い知ったものであります。

犬も人間も味覚という点では
何等変わるところはナイ

ということを。人間が美味しいと思うものは犬にも美味しいし、
マズイと感ずるものは犬にもやはりマズイ。


このカレンと暮らして12年。エピソードがいっぱいありますれば、
おいおいご紹介してまいりたく考えております。
ただし、笑い話にはならないことが殆どですが。







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