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(9) 身を隠す


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(カレンの思い出・その3)

ある日曜の朝、カアチャンにボソボソとこんなことをしゃべっておりました。
「今日は犬の(定期の狂犬病予防)注射の日やからもうすぐ連れて行かにゃならん。」

さてその時がきてザシキで放し飼いにしているカレンを呼びますと、
いつもどこにおってもすぐ飛んでくるのにいっこうに姿を見せません。

怪訝に思い探したところ、何とテレビ台の下の十センチほどの隙間に

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れておるではアリャシマセヌ
カァ!   

これはさっきの話を聞いておったからに違いありません。
「お手」とか「チンチン」とか単語を解するのとはわけが違うのであります。
上のように長いフレーズをでアリマスヨ!

また声をヒソメテしゃべったとかであれば
雰囲気を察知するということもあり得るでありましょうが、
よもや複雑な人語を解するなどとは思いもよりませんから
ごく普段の調子でしゃべったのであります。

イヤガルのを苦労して引きずりだし首輪をつけ表に出ますと、
今度は尻を地べたに落とし歩こうとしません。
やむなく抱きかかえて(会場となっている近くの小学校の運動場へ)連れていきました。
(半年ごとの注射ですから20回以上はありましたが、こういう事態は一度きりでした。)

イヤ〜、オドロキました! タマゲました!


カレン六態(耳にご注目!)
 一度だけですがその耳広げてダンボ並に空を飛んだことがあります
ウソに決まってマス






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