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井蛙の戯言






船底の板を剥がすa
2006/4/30


 ネエサマ、拙者まだまだモーローといたしておりやすもんで、上のタイト
ルとはゼンゼン合致いたしませぬが、コンカイはすでにハッピョー済みのも
の,すなわちまたしても
「星川さんへの手紙」と、東大教授で地球物理学者
の松井孝典センセイの著作・
「宇宙人としての生き方」(岩波新書)からイ
ンヨーいたすことにイタシますルのでアしからず。(こうすりゃアタマ絞ら
んでええからめっちゃ楽でっさかいにね。)




星川さんへの手紙より

 ところで、ガイアの健康を損ねることなく,即ちその自然治癒力を侵さ
 ない範囲(ギリギリいっぱいではなく、二、三歩,いや四、五歩手前 
 (人類以外の生物は、十歩のうち十歩手前にいます。)で、我々が繁栄
 を謳歌するための「適正人口レベル」を考えてみるのも無意味ではない
 と思います。もちろんそれは「一人当たりのエネルギー消費量」の設定
 次第で指数関数的に変わってきますが、繁栄の持続発展(人口の逓減)
 という希望を持つために、目標を仮に「現在のアメリカ人の二倍のエネ
 ルギー消費量」という贅沢な設定にしてみましょう。コンピュータに入
 力すべきデータは現時点でもある程度は揃っているでしょうから、
誰か
 にぜひ答をはじき出してもらいたいものです。


 私には多く見積もっても「億」の桁には達しないように思われます。願
 望としては、その条件であれば、余裕をみて全地球上の適正レベルは一
 千万人くらいで十分と思います。「人間滅亡教」の教祖なる深沢七郎が
 「東京の人口は
五十人くらいでよい。」といっていたのを思い出します
 が、その考えを拝借すれば、一千万(東京の人口)分の五十,すなわち
 二十万分の一になりますから、地球人口を百億と多めに見積もって計算
 しても
その二十万分の一たった五万人でよいということになります。

 実際考えてみれば、ライオンの何百何千倍ものエネルギーを消費し、な
 おかつそれを増やしたがっている人類は、「十歩手前」すなわち「
完全
 自然適正レベル」
に徹するなら、そのくらいがちょうどなのかも知れま
 せん。ライオンの密度を全地表に広げて頭数を割り出し、その数の更に
 何百何千分の一が完全自然適正レベルですから、
その答はいったいどれ
 くらいになるのでしょうか。


 
この手紙を出してから7,8年後読んだ宇宙人としての生き方 に、拙
者のいうところの
「完全自然適正レベル」についての答えが書いてありやん
したので、その個所を引用いたしまっさ。


宇宙人としての生き方より

 「地球にやさしい」という言葉についてもう少しふれておきましょう。 
 「地球にやさしい」とは、我々の存在、生き方が地球に影響を及ぼさな 
 いということです。論理的にそのことの意味をつきつめていくと、人間 
 圏をつくって生きるな、生物圏の中の一つの種として生きなさい、とい 
 うことになるわけで、しかし、
我々が生物圏の中の一つの種として生き 
 るという場合、生物圏の中の物質循環を考えて生きられる人の数を計算 
 すると、
 程度にしかなりません。今、世界の人口は60億人を超えますが、千分 
  の一くらいに減らさなければいけない
ということです。人口を大幅に減ら 
 さない限り「地球にやさしい」生き方などできない
のです。
 あるいは一歩譲って、人間圏をつくって生きる生き方まで否定しない場 
 合でも、少なくとも地球システムには大きな影響を及ぼさない
フロー依 
 
存型の人間圏でないと、「地球にやさしく」はありません。これでも今 
 の人口の六分の一くらいしか生きられません。フロー依存型人間圏とし 
 ては10億人くらいの人口が上限です。あと六分の五くらい人口を減ら 
 さない限りフロー依存型人間圏は成立しないのです。ですから、
 
 「地球にやさしい」というキャッチフレーズは、実はとんでもない表現
 なのです。それは本来は「人間にやさしい」ということのはずですが、 
 
人間中心主義の立場に立つ人間の傲慢さをみごとに表したキャッチフレーズ
 ともいえるのではないでしょうか。




 
500万だっせ、
500万! ネエサン! 何せ地球物理学の大先生
のおっしゃることでおますからして当らずとも遠からじでっしゃろ。
しかも
これは平均的生活レベル
(いや、全人類が牛馬並みの生活をしなくちゃならん
のか
を基準にハジキだした数でありましょうから、今のニッポンくらい
ゼイタクな暮らしをしておった日にゃ、深沢七郎のいうとおり、それこそ

東京に50人もいればジュウブン
(日本人口に換算すりゃ1000人にもならん
。)

というの



なのかも知れませぬよ、こひよアネゴ。

 それから「地球にやさしい」についても言及してはりますが、拙者もマッ
タク同感でござる。この言葉がのさばるようになって久しゅうござるが、耳
にするたび不快感を禁じ得なかったのであります。ガイアにしてみりゃ毛虫
のように嫌う人間から
「アイシテルワヨ」と擦り寄ってこられるようなもんで、
ゾォ〜〜ッと身震いしてるにチゲーネー。ヒドイ思ったのは、以前ナント
なんと何と車の宣伝に使われていたことであります。

地球に優しい車!

 
ここをちょっと覗いてみておくれやす、こひよちゃん。65億を突破して
おりますやろ。もうすぐ頭打ちになるのはカクジツなれど、今のところは刻
々と増えておりますやんか。数字の増えていくのをしばらく眺めていてみな
はれ。ゾォ〜〜ッとしてきまへんか? きまっしゃろ〜〜。増えてるのは
オオカタ貧乏国やから何とかなってるけど、これがニッポンみたいに食欲旺
盛(金に飽かせて資源を買い漁り消費、いや浪費。)なクニの人間やったら
どないなことになりまっしゃろかね? 
先に「少子化対策」について、

イマサラ

とは





と拙者オオゴエで吠えておりましたやろ。わかってくれはるこのキモチ、
こひよねえちゃん。








法則 その8


地球に優しい”というキャッチフレーズはジツハ

トンデモナイ表現!
松井センセのオコトバ






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