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あ | ガイアは最近急に体調が悪くなったので”宇宙医者”に診てもらった。 診察した医者が思わず叫んだ。 ウワ〜ッ! こりゃヒドイッ! 全身に癌が蔓延しておるゾッ! |
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逆ピラミッド 2006/4/21 |
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今回は逆ピラミッドのお話をいたしましょう。といってもアーノルド・シ ュワルツネッガーみたいな筋骨隆々のボディビルのオトコのこととちゃいま っさかいに、あんまり胸を高鳴らさんようにおたの申しまっさ。 |
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あ | さてネエサンよ、メダカが百匹泳いでいる水槽にハラペコのピラニアを一 匹入れたらどないなりまっしゃろかね? 「そんなこと聞くまでもないじゃナイ。アッという間にメダカは食い尽く されちゃうわよ。あと、餌をやらなきゃピラニアもじきに死んじゃうよ。」 ゴメートー! こんなコター幼稚園児にも分かりますわなあ。 では、小島──適度な雨と肥えた土と草に恵まれ天敵もいない1キロ四方 くらいの小島にウサギのヒトつがいを放せば? 「ウ〜ン、それなら何不自由なく暮らせるんじゃな〜い?」 夫婦のことやから、どこかの誰かみたいにスキナコトバッカシテ、子供を どんどんこしらえよりまっせ。 「あっ、そうだったわね。でも餌も広さもじゅうぶんみたいだから当分は 安泰じゃないの?」 ウサギも「ネズミ算」で増えるらしいから数年も経たぬ間に物凄い数にな り草を喰い尽くしてゼンメツしちゃうかもしれませぬよ。アメリカの草原で これに似たことが実際起こったということでおます。 ──食いつ食われつ生態バランスを保っていたところへ、人間がやってき て狼やキツネを狩で全滅させた。ウサギにしてみりゃ天国到来とばかりせっ せと子づくりにはげみ、みるみるその数を増やし草を喰い尽くし、やがてウ サギも全滅に近いことになっちゃった,とはよく知られた話でござる。 |
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ところで話をちょっと転換しまっけど、ここで小学校イチネンセイの算数 モンダイを出しますよってに考えておくんなはれ。 ここにアメダマが10個あり子供が5人いました。ガキ大将が6個をヒト リジメにしたので残りを4人で分けることにしました。ひとり何個ずつもら えるでしょうか? 草原にウサギよりも狼が,シマウマよりライオンが,あるいは海にイワシ よりクジラの方が多数存在できないリクツであります。食物連鎖の上位者ほ ど数が少ないというのは揺るがしがたい |
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自然の摂理! (生物ピラミッドとはよくいったものであります。) |
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強ければ強いほど数が減っていかねばならんのは有限閉鎖系では必然であ ります。上の算数問題同様小さな子にもわかることでござるわなあ。 ところがここにそのリクツがワカラン超低脳児がおるんやが誰のことやと 思わはる、こひよちゃん? それも一人や二人ではおまへんでネエサン。数 え切れんほどワンサおりますワナ。そのうちの代表選手がナントなんと何と 政治家どもであります。 ──この頃選挙のときヨ党もヤ党も格好つけてマニフェストなる横文字を 持ち出してきよりますやろ。景気浮揚策など共通しておる項目の一つに |
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少子化対策! | |||||
というのがありますやんか。 ニッポンは今や人口減少の危機に直面しておる。コレハ国力の低下を招く ユユシキ事態である。故に若い夫婦にアれに励み安心して子供をドンドンこ しらえてもらえるようワガトーはこんな対策を練っておる。 というわけでござるよ。ただでさえ人口過剰による重みと毒素──資源の 収奪や廃棄物の蓄積で地球という船がアップアップ沈没しかけておるという のに人間増やせとは |
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ナニゴトゾッ! |
他は知ったことやない。 我さえよければヨインジャ。 |
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という利己主義の,国家エゴの典型でもあります。ましてニッポンみたい な金満国家、すなわちガキ大将が限られた飴玉を多く奪えばどうなるか考え てミタマエ。弱い他国の分け前は当然ながら減ってますます貧乏になり、加 えて地球という船の船底板(資源)を剥がしにかかるわけでありますからして、 チンボツ、メツボウもそれだけ早まるのは明々白々! |
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もっとも、「人口をもっと減らすベキダァ〜〜ッ!」と選挙で叫んだ日にゃ 落選カクジツでござるがね。ということは、投票する方も超低脳児 ばかりといわざる得まへんがな。(このことは、”景気”について もマッタク同様なのでありますが、それについてはまた項をアラタ メテ申し述べまする。) |
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あ | このまま温暖化が進めばドエライことになる,とやっとこさ世界が気づき 京都議定書なるもんの合意を目指したというのに、オヤマノテッペンのガキ 大将・ノータリンぶっ○ゅがチョウイン拒否しよりましたわなあ。アレと少 子化対策というのはカンペキに同じことでござるよ。 ついでに京都議定書のことでござるが、せっかく世界中のよい子が集まっ て、「アメダマ(地球資源)いっぱい欲しいけどお母さん(ガイア)のふところ ぐあいが悪いからみんなで食べる分量減らしましょうね。」と相談している のに、いちばんよく食らうワルガキが「ワシャそんな約束ようせんゾォ!」 と聞く耳持たんのでっさかい、もう救いようがおまへんわなあ。 |
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話が脱線いたしましたが、ではなぜピラミッドの頂点にあり、数のうえで は極小であるべき人類がかくも繁栄できるのか,についてコウサツしてまい ることにイタシマショウ。 イメージするなら、我々はサカサに立てたピラミッドの上にいるようなも んで、自然の摂理に明らかに反した存在であります。(従って、いつコケて もおかしくない不安定極まりないのが文明とも言えましょう。) しかしよくよく思案すれば、一升瓶に2升の酒が入らないように物理的に は反せるわけがございません。ピラミッドの容積は変えるわけにはまいりま せぬから、その形状を変えれば(角柱や立方体にすれば)──つまり他の生 物種の占めていた領域を奪えば可能でありましょうし、実際そうしてきたか らこそ人類はかくも繁栄いたしておるのでございます。──猿やウサギやリ スたちの住みかを奪って森林を焼き払い田畑や醜い都市(コンラート・ロー レンツの言葉)に変え、海の魚を一網打尽にし、山を切り崩し道を通し・・・。 ──とにかくありとあらゆるものの収奪と血の犠牲の上に文明は成り立っ ているのでありまするよ。 これは何も人間以外に限りませぬ。アメリカの繁栄はインディアン、オー ストラリアの豊かさはアポリジニを蹴散らしその領域を強奪したからこそ成 立しておるのを想起しておくれやす。──タスマニア人が絶滅したのは、侵入 してきたイギリス人が、狐狩りのお国柄らしく、じぇんとるまんのスポーツとし て彼等を射殺しまくったのが原因らしいでっせ。 |
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まさに鬼神もマッサオ! | |||||
人間どうしでさえこうでありますからして、 |
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あとは推して知るべし! | |||||
数年前のことでおましたが、あるお宅の縁側に腰をかけていたところ、何 とカミソリの刃がやっと入るくらいの床板の隙間から雑草の蔓が延びだして いるのが目に止まりやした。かすかな光を求めて生きんとする生命力の強靭 さに感動を覚えると同時に、なにかオソロシサさも感じたものでござった。 星川さんへの手紙にこんなことを書いております。 |
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生命の本性を超単純化して表せば、「増えようとするもの」の一言で済 むような気がします。ダムの水は「落ちたいな〜」と思っていますし、 アドバルーンは「空に昇っていきたいな〜」と思っています。同様に命 あるものには等しく「増えたいな〜」というポテンシャルがかかってい るように思えてなりません。 |
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「増えんとする意思」は、バイキンから植物、人間に至るまで生物の基本 中の基本特性であるのは疑う余地がないと思われまするが、自然界において 一種だけが、力の強いものだけが増殖するという、そんなワガママを通せる わけがございません。 ここでもし生物界が「増殖競争勝ち抜き合戦」であったなら,と想像して ゴランナサレイ、オネエサン。あっという間に最強者がトーナメントを勝ち 上がりまっしゃろよ。そして野原のウサギ食い尽くした狼同様、それ自身も 滅んでしまうことになり、とうのムカシに生物界は滅んどりますわなあ。 じゃけんど現実にはそうなっとりまへんやないか。喰うものも喰われるも のもリッパに生きとりますやんか。増えすぎによる共倒れを防ぐには、ライ オンとシマウマ,ヤドカリとイソギンチャク,牛と腸内細菌といったぐあい に様々なカタチで共存していかざるを得ないのであります。──狐が兎を喰 うのは、共存という意味では共にナカヨク暮らしておるといえマショウ。 何億年をかけて生命界は試行錯誤を繰り返しながら、絶妙、精妙なバラン スをとる智恵を獲得してきた,といえるでありましょう。言い換えれば、全 生命が有機的につながっている,もっといえば、地球上の全生物種が |
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ひとつの巨大な生き物 を形成している! すなわちそれこそが |
○ | ところが最近になってその体内に異常が生じはじめた。──細胞の一つが 異常に増殖しはじめたノデアル。当然ながら自然界のバランスは大きく狂い ガイアの健康は日増しに犯されていく。増殖細胞はなおもガイアを蝕む。あ たかも獅子身中の虫の如く。獅子が死ねば己も滅びることに気づかず! |
○ |
増殖細胞の名は! |
あ | どうも話がアッチャコッチャいたしてばかりで前へ進みませぬが、ここら で本番に入りましょう。── 人類が自然の摂理を破って存在できるのはナゼデアルカ? また増えすぎ を抑制するというガイアの生理に抗して大量発生していられるのはどうして か?でありますが、この答えは超簡単。脳が異常に大きいからであります。 やはり星川さんへの手紙にこんなことを書いとります。 (注:このページ内にもまったく同文を紹介。) |
あ |
初めの頃は人類も、やすやすとその術中にはまるほど馬鹿ではありませ |
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つまり拙者が言いたいのは、 |
あ | ||
諸悪の根源は | ||
人口過剰 | ||
にアリ | ||
あ |
あ | ということに尽きるのでありますが、オワカリいただけたでありましょう や、こひよねえちゃん。それをもたらしたものはモチロン人間の |
あ |
にほかなりませぬ。その歪んだ知力の象徴、結晶が |
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カクバクダン! | ||
早い話が、原爆水爆をバカスカ撃ちあって人間のみならず地球生命壊滅 破滅消滅雲散霧消ということにでもなってゴランナサイ・・・・・ |
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突然でござるが、ここで”先代”お姉様に書いた価値観についてより引用 いたしますのでお気を悪くなさらんようにオタノモウシマッサ。 |
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あ |
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人間様の価値観なんて一切ないほうがよかった |
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あ |
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あ | ||||||
人類は地球生命圏・ガイアの体内に発生した
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という極めてナサケナ〜〜イ結論に達さざるを得ないのでありますヨ、お姉様。 |
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人間の価値観とはその一切が否定さるべきもの (ただし人間活動を抑える思想は除きマス。例えばお釈迦様とか老子とか。) |
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と私メは確信いたしておるのでアリマス。それが優れたもの(人類の繁栄を促進、 |
あ | 人間の馬鹿さ加減、凶悪さ加減を見るにつけそう思わざるを得ないので ありまするよ。 人間を構成する60兆個とかいう細胞には各々アポートシスとかいって 「自殺指令書」が書き込まれているということであります。毎日何十万個 か何百万個か知りまへんけど、生成死滅してるらしいでっせ。つまり日々 我々は新しく生まれかわってこそ生きていられるといえるらしいデス。 ところが癌細胞にはその自殺指令書が欠落しておる。だから増殖いっぽう になり遂には人を死に至らしめるということでござる。 ワガハイが増えすぎジンルイを癌細胞というわけどっしゃろが! |
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あ | |
ここでもうひとつイチネンセイの算数問題を考えておくんなはれ。 テーブルの上に飴玉が20個あり子供が10人おりました。ひとり2個 ずつ配り10個残しておきたいのですがどうしたらよいでしょうカ? 「勘定が合わないじゃない。」などとのたまわず考えてみてクダサイマ セ。カナラズヤ正解が見つかるでありましょう。あっ、こちらのクイズも つまるところ同じ意味でござるによって併せて考えてみてちょーだいね。 |
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おことわり あ |
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こひよネエサンよ、拙者ただいま脳内がヒジョーに混濁いたしておりや して上をお読みイタダイテお分かりになるように、話があっち飛びこっち 飛びし、理路整然とした文が書けなくなっちゃってしまっちゃっておるん でごわすヨ。だからして中途半端ではありまするが、このへんでこの項を 一応終りたい(これに関してはまだまだ項を改め書く所存。)のでありま すがイカガナもんでござりましょうヤ? エッ? 「アタシはいっこうにかまわないわよ。それにしてもビンボーニン! 超低脳だの癌細胞だの、よくもまあソンダケ人間否定できるモンダワネ。 チョットアンタ、アホトチガウ? 自分も人間だってこと忘れちゃったん じゃナ〜イ? それに何より文明の利器パソコンや車やテレビのお世話に なってるじゃナイ。めっちゃ矛盾してるワヨ。」 ですと! イヤ〜マイッタナ〜。それを言われちゃオシメイなんでござ りまするよ。そやから最初に、己をカンペキに棚に上げてしゃべる とチャ〜ンと予防線を張っとりますやんか。 |
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びんぼーにんの オハズカシイ |
あ | 法則 その7 人間の知能とガイアの症状は 比例する! |
あ |
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